生活習慣病ってどんな病気なの??
生活習慣病はかつて成人病と呼ばれ、主に乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)から発生するといわれています。ほとんどは無症状で進行し突然脳卒中や心筋梗塞などの形であらわれます。生活習慣病はメタボリックシンドローム、肥満症、高血圧症、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病、痛風(高尿酸血症)などを具体的に示します。これらが動脈硬化を引き起こし、脳卒中や心臓病につながります。
自覚症状がほとんど無く、高血圧症は血圧の高い状態が続いてしまう病気です。血管の壁に常に強い圧力がかかっているので、放置していると血管の壁に負担がかかり続け、硬くなってきます。動脈硬化により心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がる他、心臓や腎臓に負担がかかることで心不全や腎不全を引き起こすこともあります。
そのためには、適度な運動や減塩などの生活習慣の改善や薬物治療が必要で、当クリニックでは、生活習慣病外来として、患者さまに合わせたアドバイスや治療を行いながら、患者さまの安定した血圧コントロールのための治療を行っています。
血糖値が上昇することで、全身の血管が傷み様々な合併症が生じる病気です。合併症には、三大合併症といわれる糖尿病性神経症、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症の他、動脈硬化が進行することによって起こる脳梗塞や心筋梗塞、足が腐ってしまう足壊疽(あしえそ)もあります。
血液検査で総コレステロールが220mg/dl未満、悪玉コレステロールと言われているLDLコレステロールは120mg/dl未満、中性脂肪は150mg/dl未満、善玉コレステロールと言われているHDLコレステロールは40mg/dl以上の値であれば問題はありません。
現代では運動不足にもかかわらず、グルメ志向の方も多いことから、この値が崩れてしまっている方が多く見受けられます。
高脂血症は、動脈硬化を進め高血圧や慢性腎臓病の進行につながります。
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医学的な根拠に基づいた生活習慣の指導をいたします。生活習慣病の改善は、日常生活の改善から始まることがほとんどです。
そのうえで患者様のご状況(年齢、併存する病気など)に合わせて目標を設定し、必要に応じて薬物治療を考慮いたします。一旦内服をはじめても生活習慣の改善の効果が出てきたらやめることも可能です。
生活習慣病の管理は、かかりつけ医の重要な役割です。受診間隔の長い大病院では不十分になることが多いです。
日々の経過を患者様と一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。